アフガニスタンで武装勢力に人質にとられ殺害されたシム・ソンミンさんは、頭に2発の銃弾を受けて死亡し、拷問の痕跡などは見つからなかったことが分かった。
 京畿道・水原地検城南支庁が3日に明らかにしたところによると、検察は同日午後2時間余りにわたり、国立科学捜査研究所でシムさんの遺体を解剖した。その結果、シムさんはこめかみ付近を貫通した2発の銃弾のために即死したことが確認された。検視段階で見つかった右肩と左目の充血は命にかかわるほどのものではなく、後頭部の傷は銃弾がかすった跡とされた。あごの骨折は、銃弾が頭を貫通する時にできたとみられている。また胃液などの状態から、食事を取っていなかったわけではないと伝えられた。

 遺体は比較的きれいな状態で、拷問や手荒な行為の痕跡は発見されなかったと検察は説明している。科学捜査研究所では、最終的な解剖結果をできるだけ早く出す考えだという。

 シムさんの葬儀は4日午前、城南市の盆唐ソウル大学病院で執り行われる。遺体は遺族の意に基づき、同病院に医学研究用として献体される。

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