サムスン電子は3日、京畿道竜仁市の半導体工場で停電のために6ラインの稼動が中断されたことについて、このうち2ラインは電力供給が再開されたと明らかにするとともに、被害額は最大で500億ウォンにとどまるとの見方を示した。
 同社によると、停電の原因となった配電盤の修理はある程度完了し、稼動が中断したK2地域では12インチの2ラインに対し電力供給が再開されたという。停電はしても中核装備などには30~40%程度電力が供給されており、正常化までは早ければ1日、遅くとも2日を超えないと説明した。

 また、K2地域の1日の売上高を最大250億ウォンとした上で、今回の事故による被害額は最大でも500億ウォンを超えないとの見通しを示した。事故は、工場内にある変電所の変圧器遮断機(ヒューズ)が焼失したために発生したと把握されている。

 現在、尹鍾竜(ユン・ジョンヨン)副会長ら経営陣が現場に出向き、被害状況などの把握や復旧作業を直接指揮している。


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