新・光化門広場の鳥観図(画像提供:wowkorea)
新・光化門広場の鳥観図(画像提供:wowkorea)
ソウル市は7月末まで、クァンファムン(光化門)広場設計案の変更を終えて、来年4月に広場を全面開場すると発表した。

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これに先立ち今年4月、オ・セフン(呉世勲)市長は光化門広場の補完・発展計画を通じて、広場の歴史性と完成度をより高めると発表した。呉市長が提示した3大補完方針は、文化財の復元および活用による歴史性の強化、歴史と文化、ストーリーテリングの強化、広場の周辺と連携した活性化だ。補完・発展計画による事業費は既存の事業費(791億ウォン)から大きく外れない範囲内で算出するとみられている。

手始めに市は、広場の歴史性強化のため、月台と想像上の動物・ヘテ像を2023年まで完成させる目標を立てた。このため来年4月まで文化財発掘調査を行う。市と文化財庁は光化門前を通るサジク(社稷)路の機能を維持しつつ、長さ50メートル、幅30メートルの月台を復元する計画だ。

市はまた、光化門広場の文化財発掘調査過程で発見した文化財も保存する。さらに広場の中でも歴史的意味があるセジョン(世宗)大王像とイ・スンシン(李舜臣)像の周辺に多様な施設とプログラムを設置、運営できるようにする予定だ。とくに世宗大王像の下にある「世宗物語」と「チュンムゴン(忠武公)物語」は市民の利用率を高めるために全面リフォームを行う。

合わせて市は、光化門広場周辺地域にある民間および公共の建物の融合を目指し、地下広場の開発などを通じた統合的な活用も積極的に進める。実際、付近にあるKTビルを今年7月以降リフォームし、地上1階を広場と連動した公共ラウンジとして開発する。地下1階にはレストランやカフェなどの施設が入り、「世宗物語」へも地下でつながる。

ソウル市は新たな光化門広場の造成と連動し、光化門~ソウル駅~ヨンサン(龍山)~ハンガン(漢江)をつなぐ7キロメートルの「国家象徴通り」の造成を本格化させられるよう、具体的な内容の策定に向けた作業に年内に着手する。これは2022年6月まで策定予定だ。これにより散策と歴史、文化、スマート空間が合わさった、ソウル市の代表的なスペースとして造成し、光化門広場から始まる活力を漢江まで拡大することを目指している。

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