昨年のソウル市交通事故、死亡者が前年対比で12.4%減少=韓国(画像提供:wowkorea)
昨年のソウル市交通事故、死亡者が前年対比で12.4%減少=韓国(画像提供:wowkorea)
昨年のソウル地域の交通事故死亡者数が、前年より31人減った219人と記録された。交通事故集計を開始した1970年以降、50年間で交通事故死亡者は最低値だ。2014年に交通事故死亡者400人を記録して以降、6年連続で減少傾向が続いている。

韓国・ソウル市は昨年の交通事故集計結果を分析した結果、人口10万人当たりの交通事故死亡者は2.3人、自動車1万台当たりの死亡者数は0.7人を記録したと、16日に明らかにした。

人口10万人当たりの交通事故死亡者は全国平均6.0人で、その中でソウル市は2.3人と広域自治体の中で、一番低い結果だ。

交通事故件数と負傷者数も大きく減少した。交通事故件数は2019年には3万9258件から2020年は3万5227件へと、10.3%減少した。同じ期間の負傷者数も5万3904人から4万7513人へと11.9%減少した。

事故パターン別では、歩行者事故である対人事故死亡者数が18.7%を記録し、全体の死亡者数のうち歩行者が占めていた割合も合わせて減少した。年代別には65歳以上の死亡者は全体の39%、子供は1%を記録した。

特に昨年は子供保護区域では、子供の死亡事故が起きていない。いわゆる「ミンシク法」の改定による防犯カメラ拡大設置など、ソウル市とソウル警察庁が先制的に対応に出た結果だと読み解ける。

ソウル市のベク・ホ都市交通室長は、「昨年の交通事故志望者が大きく減少した点は大きな成果」とし、「交通事故に脆弱(ぜいじゃく)な歩行者、年配の方たちの安全を中心にソウル警察庁など関係機関とさらに綿密に協力していく」と話した。


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