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韓国 きょうのニュース(6月11日)
◇政界に衝撃 議員経験ない36歳が最大野党代表に 保守系最大野党「国民の力」が11日に開いた党大会で、新しい代表に国会議員の経験がない36歳の李俊錫(イ・ジュンソク)氏が選ばれ、政界に衝撃が走っている。李氏は2011年、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に同党の前身、ハンナラ党の非常対策委員会委員に抜てきされ、政界入りした。米ハーバード大卒で、低所得層の学生を対象に無料で教育サービスを提供するベンチャー企業家という経歴が注目を集めた。20年の総選挙を控え、保守系政党の合併で発足した「未来統合党」(現・国民の力)で執行部入り。今年4月のソウル市長選では呉世勲(オ・セフン)候補陣営でニューメディア本部長を務めて20代男性からの圧倒的な支持を引き出し、当選に貢献した。◇新規コロナ感染者556人 現行の防疫レベル3週間延長 中央防疫対策本部は、11日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から556人増え、累計14万6859人になったと発表した。市中感染が541人、海外からの入国者の感染が15人だった。政府はこの日、防疫対策「社会的距離の確保」の現行レベル(首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)と全国での5人以上の私的な集まりの禁止措置を7月4日までさらに3週間延長すると発表した。◇海外旅行再開へ 業界に活気戻る 新型コロナウイルスのワクチン接種の本格化を受け、海外旅行の再開が視野に入ったことで旅行業界に活気が戻っている。旅行会社はワクチン接種者を対象にした商品を相次いで発売し、マーケティングに力を入れている。旅行業界はワクチン接種者が増え、来月にも一部の国・地域との間で隔離なしで自由往来を認める「トラベルバブル」の導入に合意すれば、旅行需要が急増すると見込んでいる。◇手術室に監視カメラ 一部病院で導入の動き 病院の手術室への監視カメラ設置を巡って医療界の反対が続く中、一部の病院や医院では患者の信頼を回復するためにカメラの設置に乗り出している。大韓医師協会は、医師ではないスタッフらが代理で手術を行うなどの非倫理的医療行為を非難しながらも、手術室への監視カメラ設置は「自律権の侵害」だとして反対する立場を崩していない。◇秘書に性的暴行の前忠清南道知事 賠償責任を否定 性的暴行を受けた元女性秘書から損害賠償訴訟を起こされた前忠清南道知事の安熙正(アン・ヒジョン)被告が、ソウル中央地裁で開かれた第1回口頭弁論で違法行為自体がなかったとして賠償責任を否定した。安被告は17年から18年にかけ、秘書だった女性に対して性的暴行や強制わいせつ行為をした罪などで起訴され、19年に懲役3年6カ月の実刑判決が確定した。女性は昨年7月、安被告と忠清南道に対して慰謝料と心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療費として計3億ウォン(約2950万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。◇光州の建物倒壊 関係者4人を立件 南西部・光州市で解体工事中の5階建ての建物が倒壊した事故を捜査している光州警察庁は、解体業者の関係者ら4人を立件したと明らかにした。現地の住宅再開発整備事業の施工会社であるHDC現代産業開発が解体工事の契約を結んだ業者と、事故が発生した建物の解体を行った業者が異なることが明らかになり、警察は違法な再下請けが行われた疑いについても調べている。