アフガニスタンでの韓国人拉致事件は発生から2週間が過ぎたが、アフガニスタン政府とイスラム武装勢力タリバンとの交渉は進展しておらず、事態は長期化の様相を呈している。タリバンは最終交渉期限を韓国時間1日午後4時30分としていたが、期限を過ぎた後も人質となっている韓国人21人は生存しており、韓国政府はさらなら犠牲者の発生を防ぐため、友好国との協議を強化し、タリバンとの直接交渉を含むすべての外交力を総動員して事件の解決に全力を挙げている。
 タリバン報道官は最終交渉期限を過ぎた後も韓国人の人質は全員無事な状態だと明らかにしている。その上で「期限は過ぎたがわれわれは交渉を望んでいる。交渉を通じてすべての問題が解決すればよい」との考えを示した。これに先立ち、期限終了にタリバンが人質4人を殺害すると警告したという報道と、アフガン軍が人質救出作戦に突入したという報道が相次いで外信から出されたが、同報道官はこれをすべて否定した。また、人質解放交渉のためアフガン入りしている韓国代表団が人質と面会するとの報道もあったが、これも実現しなかったようだ。

 人質が拘束されているとみられる地域では、アフガン政府軍が集結しているとされ、近くアフガン政府が軍事作戦に踏み切るとの見通しも出始めている。タリバン報道官もガズニ州一帯で政府軍の兵力の動きが活発化しているのと目撃したと話している。


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