野球場で間隔を空けて座る観客(資料写真)=(聯合ニュース)
野球場で間隔を空けて座る観客(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は11日、新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」の現行のレベルと全国での5人以上の私的な集まりの禁止措置を7月4日までさらに3週間延長すると発表した。一方、感染リスクが低いと判断されるサッカー場、野球場などの屋外スタジアムとコンサート場については、今月14日から観客制限を緩和する。

 社会的距離の確保の現行レベルは首都圏が上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階となっている。屋外スタジアムの場合、感染対策ルールの順守を条件に、第1.5段階の地域は座席数の50%、第2段階の地域は30%まで観客の入場を認める。これまでは、それぞれ30%、10%に制限していた。

 大衆音楽のコンサート場については最大4000人の入場を認める。

 クラシックやミュージカルの公演会場は指定席での鑑賞、座席の間隔を空けるといったルールを守れば入場人数に制限がない一方、大衆音楽のコンサート場は100人未満にイベント人数が制限されており、公平性に欠けるとの指摘があった。政府はコンサート場に対し100人未満の制限を外すものの、当面は入場人数を4000人までとする。

 屋外スタジアム、コンサート場ともにマスクの常時着用、飲食禁止、指定席以外への移動禁止、グループ間で座席の間隔を空ける、声を出しての応援や合唱など飛沫が飛ぶ行為の禁止といった感染対策を順守する必要がある。


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