ワクチン接種後、副反応に備えて待機する市民=(聯合ニュース)
ワクチン接種後、副反応に備えて待機する市民=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが加速する中、接種後に副反応とみられる症状が出たとする報告も大幅に増えている。政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は9日、7~8日にワクチンを接種した後、副反応とみられる症状が出たとの報告が3795件あったと発表した。

 

 7日が1898件、8日が1897件だった。このうち死亡は14件で、9人が米ファイザー製、5人が英アストラゼネカ製のワクチン接種者だった。

 重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに10件増えた。全てアストラゼネカ製ワクチンの接種者だった。

 特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例は191件(アストラゼネカ140件・ファイザー51件)報告された。

 このほかの3580件は注射した部位の痛みや腫れ、発熱、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計3万8242件となった。9日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計1152万7605件の0.33%に当たる。アストラゼネカが2万9104件、ファイザーが9138件。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計222人。このうちファイザーが145人、アストラゼネカが77人となっている。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計300人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち94.8%に当たる3万6238件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。


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