10代女子生徒に性売買強要したグループ…「中学生被害者も」＝韓国

簡単に金を稼げると言って、10代の女子生徒を誘引して売春を強要し、金銭まで奪ったグループが明らかになった。

　7日、韓国SBSは性売買強要など被害にあった10代の女子生徒らのインタビューを報道した。

　高校生のAさんは昨年9月、「知り合いの兄たちがお金を稼いでみようと言って、売春を提案した」と話した。Aさんは断ったが、頼みは強要されたという。

　彼らは万が一に備えて、生徒たちに買春男性の情報を全く知らせないようにした。また他人の名義の携帯電話を使用し、加入と脱退が容易なチャットアプリで買春男性を探していた。

　特に身元確認手続きがいい加減な無人のモーテルを主に利用させた。また、現金で15万ウォンを受け取らせ、斡旋費と交通費などで10万ウォンを受け取ったという。

　被害女子学生は「私が直接、買春男性と連絡したことはない。お兄さんたちがチャットでその日その日の客を呼んでくれた。ランダム方式のチャットだと聞いた」と述べた。

　メディアはこのような未成年者を性搾取しているグループは取材陣が確認しただけで、2つの組職があると伝えた。被害者には高校生はもちろん、中学生まで含まれているという。長くは4年近く組織が維持されており、確認された未成年者の被害者だけで20人にのぼるという。

　被害を受けた女子中学生は、「働く子どもが何人かいる。女性の写真を見せてくれたが、誰だかわからない。本当かはわからないが、あの子は仕事ができると言った」と伝えた。

　一方、警察は20代の組織員による青少年性搾取犯罪を集中的に捜査する専担チームを設置し、調査に着手した。