京畿道・水原地検などによると、31日午後、国立科学捜査研究所でペ牧師の遺体を解剖したところ、頭など7か所に銃弾の跡が確認された。殺害から1週間たっているがペ牧師の遺体は腐敗が比較的進んでおらず、肉眼で本人確認ができるほど状態が良く、拷問など損傷の痕跡は見つからなかったと伝えられた。
解剖は水原地検公安部の検事が指揮し、ソウル大学医学部の解剖学科教授が執刀した。通常の解剖よりはるかに長い3時間余りをかけ、精密に行われた。検察関係者は、解剖学的な所見だけでなく、臓器に対する病理生理学的な検視や体液に対する臨床病理学的な検視などが行われたと説明している。約2週間後に科学捜査研究所の最終解剖結果が出れば、正確な死因がわかる見通しだ。
解剖後、ペ牧師の遺体は臨時安置所となっている京畿道・安養の病院に戻された。
検察は、30日に国内に到着したペ牧師の遺体を同病院に移し第1次検視を行ったが、具体的な死因を確認できなかったため、遺族の同意と裁判所からの令状を得て解剖を実施した。
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