NTTの総資産が9年ぶりに減少「重複投資を減らして運営を効率化」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
NTTの総資産が9年ぶりに減少「重複投資を減らして運営を効率化」=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 日本最大手の通信会社・NTTが経営効率化のため保有資産を縮小させている。債券や不動産を売って確保した現金で負債を返済し、事業間の重複投資を減らす計画だ。投資余力を確保し、中長期成長の土台を作るという考えだ。

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 日本経済(日経)によると26日、NTTグループの総資産は21年3月末に22兆9655億円を記録した これは2020年(23兆141億円)より500億円ほど減ったもので、総資産が減少したのは2012年3月以後初めてのことだ。日興証券アナリストのキクチサトル氏は「NTTドコモの完全子会社化に伴う資産効率化の動きが加速するだろう」と予想した。

 NTTが資産スリム化に乗り出したのは昨年春からだ。当時、NTTは債券や事務室など不動産、データセンター設備など最大3兆円規模の資産を証券化または売却すると発表した。NTTが次世代通信網構築のため携帯電話事業を行う子会社でありNTTドコモの持分を100%買収し、完全子会社にするのに4兆円以上の資金が必要だったためだ。

 NTTは携帯電話端末の割賦債券を外部投資家たちに売り、最大1兆円を現金化するという計画だ。

 子会社が1000社に達するNTTはグループ会社間の連携が落ち、重複資産が多いという点が問題として指摘されてきた。NTTドコモとNTTコミュニケーションズの場合、通信基地局間のデータセンターを結ぶ回線網をそれぞれ2つほどであった。NTTは資産スリム化を通じて多様な通信サービスを一括して提供する体制を構築する計画だ。

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