「漢江・医大生事件」靴下についた土は川の中10m地点のものと類似=韓国(画像提供:wowkorea)
「漢江・医大生事件」靴下についた土は川の中10m地点のものと類似=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル市のパンポ(盤浦)ハンガン(漢江)公園で行方不明になった後、遺体が発見されたソン・ジョンミンさんの靴下についていた土は、陸地から約10m入った川の中で採取した土の成分と類似することが分かった。

25日、ソウル警察庁はこのような内容の土壌成分比較鑑定の結果を国立科学捜査研究院(国科捜)から受け取ったと明らかにした。

警察は「(ソンさんの靴下についた土が)近くの土壌と粒子の偏光(光の屈折)形状が類似しており、アルミニウム、ケイ素、カリウム、カルシウム、チタンなど、元素造成比が標準偏差範囲内で類似するとの鑑定結果を受けた」と説明した。ソンさんが行方不明になった盤浦漢江公園周辺の芝生や川沿い、陸地から川の中約5mの土壌成分とは異なることが分かった。

ただし、国科捜は水中汚染などによる結果であり、事件の情況などを総合的に考慮する必要があるという意見を出したという。

これに先立ち、警察はソンさんの靴下から出た土と漢江公園近くの芝生、陸地と水の境界の土、陸地から川の中3m・5m・10m地点の土を収集し、国科捜に比較分析を依頼した。

また、ソンさんと当日一緒に酒を飲んだ友人Aさんの衣類から出た土壌成分も分析を要請した。しかし警察は「洗濯した友人の服に対する鑑定結果はまだ出ていない」と明らかにした。

警察は、消えたソンさんの靴も捜索しており、このような分析結果を通じて、ソンさんの動線を把握できるものと期待している。

ソンさんが行方不明になった先月25日午前4時40分ごろ「漢江で1人の男性が水泳でもするかのように入っていった」という目撃者たちの情報提供もあった。

これに対しソンさんの父親は「警察は息子が漢江に服を着たまま、自然に歩いて入っていったとか、ありえない時間におかしな証人が多数出てきた。これらを合わせることだけが残っているような気がする」と述べ、警察の捜査に不信感を示した。

一方、警察は前日から現場調査を通じて水中地形などを分析しており、追加の証拠物と目撃者の証言などを総合してソンさんの死亡経緯を把握している。

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