日本でウェブトゥーン売り上げ1位のカカオジャパン、約8500億円の企業価値で約600億円の投資を誘致=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本でウェブトゥーン売り上げ1位のカカオジャパン、約8500億円の企業価値で約600億円の投資を誘致=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 全世界の漫画市場1位の日本で売り上げ1位のウェブトゥーン『ピッコマ』を運営するカカオジャパン(キム・ジェヨン代表)がグローバル投資会社のアンカー・エクイティ・パートナーズ(AnchorEquityPartners)と海外有数の政府系ファンドから6000億ウォン(約580億円)規模の投資を誘致した。

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 カカオジャパンが第3者割当有償増資方式で発行する普通株の新株を引き受ける形で投資が進められる。

 カカオジャパンが誘致した今回の投資は、今年、日本でコンテンツ企業が誘致した外部投資の中で最大規模だ。今回の投資によるカカオジャパンの企業価値は約8.8兆ウォン(約8470億円)だ。

 ピッコマは 日本現地の“漫画”のデジタルシェアの拡大とともに、韓国型ビジネス『ウェブトゥーン』の現地化に成功したノウハウや戦略が認められた。

 “待てば0円”を基盤とした確固たるビジネス構造、今後登場するオリジナルコンテンツに対する期待など、無限な成長の可能性を証明したという点で意味がある。

 ピッコマは6兆ウォン(約5800億円)を超える世界トップの漫画市場である日本で昨年7月から漫画アプリの売上トップを維持し、ライバルメーカーとの格差を広げている。

 既存のコミック漫画だけでなく、デジタル漫画市場でも単行本が中心の日本で画単位の連載型販売方式とモバイル志向的なウェブトゥーンをバランスよく融合させた。

 現地コンテンツである日本デジタルマンガの売り上げが他の競合企業より高い成長率を見せており、特にウェブマンガコンテンツにおいては2020年の年間売上が前年比で6倍以上増加した驚くべき成長を見せた。

 ゴールデンウィークの時期に合わせて4月末から行ったテレビCMを含むマーケティングで、今年5月5日には取引額が45億ウォン(約4億3300万円)となり、過去最高を更新した。

 カカオジャパンは、グローバルウェブトゥーンブームをさらに加速させるため、日本と韓国にそれぞれスタジオを設立した。

 東京にテウォンメディアの子会社「ストーリー作」と共に設立した「SHERPASTUDIO」、韓国・ソウルの「スタジオワンピック」がその主人公で、この2社では両国の優秀な創作者を発掘し、ピッコマと共に世界に羽ばたくオリジナルウェブトゥーンコンテンツを制作中である。

 カカオジャパンのキム・ジェヨン代表は「ローンチして4年でグローバル1位の走者になり、世界のコンテンツ業界に新鮮な衝撃を与えたピッコマの競争力がグローバル投資家に高く評価され、鼓舞的だ」とし、「ピッコマのプラットフォームと創作者育成により果敢に投資し、漫画とウェブトゥーンがグローバルメインコンテンツとして位置づけられるよう、リードしていきたい」と述べた。

 投資誘致を成功に導いたカカオのペ・ジェヒョン首席副社長(CIO)は「今回のディールはカカオの海外子会社の初の投資誘致事例であり、今年は日本のコンテンツ企業の中で最大の価値、最大規模の投資誘致という点で意味がある」とし、「確保した資源を基盤に、日本だけでなく、グローバルな競争力を持つIPを積極的に確保して市場を先導し、上手く進めていくことが出来る新事業領域に攻撃的に投資してカカオのグローバル影響力を拡大する計画」と明らかにした。

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