オ・セフン の最新ニュースまとめ
特にソウル市が推進を考慮している禁酒区域指定と関連し、市民たちの間では「公園内の飲酒を防がなればいけない」という意見と、「過度な侵害」だという意見が分かれている。
祝日(釈迦の誕生日)前日の18日夜、訪れたソウル・ヨイド(汝矣島)漢江公園の芝生は足の踏み場も無かった。祝日を前にソウル市民たちが漢江公園の芝生に訪れていた。
この日午後8時から人波で溢れていた公園では大部分がレジャーシートを敷き、座って食べながら会話をしていた。特に缶ビールなどを飲みながら飲酒を楽しむ者たちも半分ほど見受けられた。固まって座り、マスクをしないまま一緒に飲酒をし、声を上げる者たちも目撃された。食堂・カフェなど大衆利用施設の室内営業が制限される午後10時が近づいても、漢江ではお酒を楽しむ市民たちは場を立つことはしない。むしろ10時が過ぎると、漢江を新たに訪れる者たちと合流するグループもあった。
これに先立ち4月25日、半浦漢江公園で酒を飲んで眠った後に失踪し、遺体で発見された故ソン・ジョンミン氏(22)の事件が知られ、漢江では度を越えた飲酒をすることに対する憂慮が出たことがある。実際、17日にはチャムシル(蚕室)漢江公園では泥酔し吐いて漢江に落ちた20代男性が、警察により救助された事件もあった。
市民たちは新型コロナウイルス感染症の長期化で息詰まる状況から、漢江で自由に飲酒を楽しみたいと口を揃えた。住民の一人は、「コロナウイルスのせいで行く場所もなく、最近は漢江によく行く」と言い、「友人たちに会って遊ぶとすぐに10時になるのに、時間制限のせいで遊べなく、漢江でお酒を飲むようになる」と話した。
「漢江・医大生死亡」以降、一部では漢江での飲酒の危険性を指摘し、禁酒区域として指定しなければいけないという声が出た。6月30日から施行される国民健康増進法改定案により、各自治体が公共の場を禁酒区域として指定し、違反時に過料を付加できるようになり、ソウル市も禁酒区域の指定を検討している。
市民は「漢江の禁酒区域指定」に対し、相反する反応を見せた。
大学生の息子がいるというハン氏は、「今回の事件以降、心配で息子も酒を飲めなくなった」とし、「酒は飲食店で飲まなければいけない。漢江では絶対に飲んではいけない。」と禁酒区域指定に同意した。
その反面、市民たちが自由に楽しめる空間に対する過度な規制だという指摘もある。会社員パク氏は「漢江は人々がいつでも来て気楽に休める空間」とし、「法的に禁酒しろなど制止することは理解できない」と懐疑的な反応を見せた。
ソウル市はすぐに禁酒区域指定をするより、一定期間意見を吸い上げた後、法案を論議するという方針だ。オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は17日、記者懇談会で「6か月から1年の間キャンペーン期間を持ち、討論会など専門家たちの意見を吸い上げるなど、十分な時間を持って施行する」と話した。
ソウル市はまた漢江公園の安全強化の為、防犯カメラ拡張など法案も整える計画だ。市の関係者は、「漢江全域の防犯カメラ死角地帯に追加で設置を検討している」と説明した。
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