政府はアフガニスタンで武装勢力タリバンに拉致されている韓国人らに対し、飲食物や医薬品を提供することを積極的に推進している。

政府当局者が26日に明らかにした。拉致勢力との接触過程ですでにこうした意向を表明しており、拉致勢力側も反対の姿勢は示していないという。この当局者は、「技術的な問題さえ解決されれば、すぐに武装勢力を通じて医薬品と生活必需品を渡すことは可能だ」と話し、物資の空輸が完了次第、速やかに伝達されることを示唆した。

政府のこうした措置は、現在、タリバン側が十分な食事や医薬品を持っていない上、現地の食事が人質となっている韓国人の口に合わず、医薬品もかなり不足している状況と判断されたため。22人の人質は現在3か所に分散し、武装したタリバン兵の管理下に置かれている。拉致から8日目、首都カブールから175キロメートルほど離れた砂漠と山岳地帯のガズニ州カラバグ地域での抑留状況に、心身ともに極度な疲労状態にある上、前日に1人が殺害されたことで極度の恐怖やストレスを抱えているものと推測される。

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