韓国の釜山警察庁は、道路交通法違反の疑いで自動車同好会地域会長A氏と会員など32人を検察に送致したと13日明らかにした。
A氏らは自動車同好会の釜山・慶南地域の会員で、昨年7月から5か月の間、蔚山蔚州郡加智山トンネル内1km直線区間で6回にわたって不法レーシングをした嫌疑を受けている。
彼らは金曜日と土曜日の深夜時間、トンネルの交通量が多くない点を利用して、トンネル近くの駐車場で定期的に集まった後、車2~4台が1組となってレースを行った。特定のポイントから急加速して目標地点に先に到着した車両が勝利するレース方式である。
今月14日、SBSは同好会員が撮影した映像を確保して公開した。映像には「1,2,3,4,5出発!」と叫び轟音と共に瞬間的な加速をし、先を走っていた車にすぐに追いつく姿が映っていた。
「行け、行け」、と「わあ!先輩速い」と言うなど、互いに競合する車を追いかけながら歓声も上がっていた。
別の映像には、車両が瞬間的に時速272kmまで急加速する場面も映っている。
車両は速度を調整できず、トンネルの壁にぶつかりもした。大きな衝撃に火花が散り、車がひっくり返った。
会員の多くは30代自営業または会社員らで、ポルシェ、アウディ、メルセデスベンツ、ジェネシスなど高価な車を運転していた。
警察は「ストレスを解消したり、スリルを楽しもうしたものとみられる」とし「一部はレーシングシーンを映像で撮り共有することで自慢していた」と述べた。
警察は彼らに車を利用して他人に危害を及ぼす道路交通法上の「共同危険行為」の容疑を適用して刑事立件した。判決に基づいて、2年以下の懲役に処される可能性がある。警察は運転免許取り消しや免許停止40日の行政処分も行う方針だ。
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