警察庁のサイバーテロ対応センターは24日、アフガニスタンで韓国人を拉致したイスラム武装勢力のタリバンを刺激する可能性がある英文のコンテンツについて、インターネットサイトから削除するよう内外のサイト管理者に要請したことを明らかにした。
 警察庁関係者は「イスラム圏の世論とタリバン側の感情を悪化させ、人質に危害を加えられる懸念がある掲示物の削除を要請した」と述べた。ただ、問題となる英文テキストや写真が掲載されたサイト自体は有害サイトではないため、インターネットプロバイダーに対しサイトへのアクセス遮断の要請はしていないという。

 問題となったのは、人質となっている韓国人の1人が、コミュニティサイトに掲載したアフガニスタン旅行記を、他の人物が英訳したもの。広まる過程で原文にはない内容が書き加えられているため、タリバンやイスラム圏を刺激する可能性が高いとの懸念が出ていた。

 該当する掲示物は25日午前7時現在、ほとんどが削除されているが、一部個人運営のブログなどに残されている。またタリバンのサイト運営者にも電子メールで転送されていたことがわかっている。


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