アフガニスタンでイスラム武装勢力のタリバンに捕らえられている韓国人の人質の中に健康状態が良くない人がいる可能性が高いと、アフガニスタン事情に詳しい現地消息筋が24日に伝えた。この消息筋は聯合ニュースの電子メールでの接触と電話取材に対し、タリバンの報道官と現地時間の24日午前に電話で話した内容を明らかにした。

 それによると、タリバン報道官は「人質の状態はいいが、生命維持に必要な食べ物や薬品などが不足している」と話したという。これまで「人質の健康状態は良い」と話していたのに対し、今回食べ物や薬品不足に言及したことについて、この消息筋は、一部の人質の健康状態に問題があるためとの見方を示している。

 またタリバン報道官は、アフガニスタン政府の交渉代表団には権限がなく、交渉が期待通りに進んでいないと述べたという。さらに、アフガニスタンを訪れた韓国代表団とはまだ直接の接触はないとしながら、できるだけ早く韓国代表団と直接会うことを希望した。そのために交渉期限を延長したと説明したという。

 しかし、アフガニスタン内務省報道官はこの消息筋との電話の中で、「交渉はうまく進んでいる。交渉団に韓国代表がいないというタリバンの主張は事実でなく、韓国の外交官1人が混じっている」と話している。

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