新世界サイモンは世界最大のプレミアムアウトレットの運営社である米国のサイモン・プロパティ・グループと韓国の大手流通企業である新世界グループがそれぞれ50%の資本を持つ合同法人だ。
新世界サイモンは2007年、ヨジュ(驪州)プレミアムアウトレットを出店し、国内の消費者に「プレミアムアウトレット」という新たな流通形態を披露した。
さらに2011年にパジュ(坡州)プレミアムアウトレット、2013年にプサン(釜山)プレミアムアウトレット、2017年にシフン(始興)プレミアムアウトレットを相次いでオープンした。
済州シンワワールドは「新世界サイモンプレミアムアウトレットの専門性、地域社会への貢献を高く評価され選出された。出店地域の人材を採用することで雇用の活性化に一役買う一方で、特産品の宣伝や販売スペースを提供するなどの社会貢献を通じて、地域経済の発展に寄与している」と説明した。
新世界サイモンは6月に地域人材の採用のため「採用博覧会」を開始し、「ショップマスター養成過程」を新設、「管内の小学校の授業支援」、「地域商人への生活法律相談無料サービス」などを行う予定だ。
済州シンワワールドのティゴ・ユン最高経営責任者は「地域人材の雇用の創出はもちろん、済州の西南部地域の新たなランドマークとして、済州道全体のバランスの取れた発展にも大きく寄与することを期待している」と述べた。
シンワワールド・プレミアムアウトレットは8831.54平方メートルの面積で済州観光公社の免税店が運営されていた場所に建設予定だ。
シンワワールド側は今年の夏のオープンを目標に準備しており、プレミアムブランドを中心におよそ60のブランドが入店予定だと発表した。
このプレミアムアウトレットに地域の反応は分かれている。
済州七星路商店街振興事業協同組合など、8つの商人団体は、アウトレットが地域商圏を脅かすと反対運動を起こしている。
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