文大統領の支持率「30%台中盤」…“否定評価”は これまでの「最高値」

ムン・ジェイン（文在寅）韓国大統領の国政遂行支持率は、依然として30%台中盤をさまよっている。去る4月7日のソウル・プサン（釜山）市長選挙以降に記録した最低支持率のさらなる下落はなかったが、これといった反騰もない状態である。

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韓国世論調査専門企業“リアルメーター”が、今月19日から23日に韓国内 18歳以上の有権者2532人を対象に実施した“4月第3週の週間集計”によると、文大統領の国政遂行支持率は前週対比で0.9p下落した33.8%と集計された。

否定評価は1.5p上昇の63.0%となり、これまでの最高水準を記録した。肯定・否定評価の差は29.2pまで拡がり、「わからない・無回答」は3.3%であった。

文大統領は先週 青瓦台（韓国大統領府）で、野党第一党“国民の力”所属のオ・セフン（呉世勲）ソウル市長とパク・ヒョンジュン （朴亨ジュン）釜山市長と午餐の時間をもち、「野党との疎通・協力」などを強調したが、その努力にも劇的な支持率反騰はなかったものとみられる。

ただ 去る24日 韓国政府が、ファイザー社の新型コロナウイルス感染症ワクチン2000万人分の追加購入契約を発表したことで、このことが 今後の支持率の上昇に影響を与える可能性がある。