【ソウル22日聯合】ロッテマートに続き、新世界系列のEマートでも米国産牛肉の販売を開始する。同社は22日、一部店舗で20日からテスト販売を開始したのに続き、26日から全国107店舗のうち小規模店舗を除く78店舗で一斉本格販売を行う計画だと明らかにした。同社が米国産牛肉を扱うのは2003年12月以来、43か月ぶりとなる。テスト販売期間中に冷凍肉80トンを、今月末から冷凍肉120トンを追加販売し、来月中旬以降からは冷蔵肉も販売する計画だ。価格は同等級の韓牛(韓国在来種の牛)に比べ半分以上安く、豪州産高級牛肉に比べても平均30%ほど安価となっている。
 一方、大手スーパーのイーランド、ニューコア、ホームエバーなども8月から米国産牛肉の販売を計画しているほか、ホームプラスでも早ければ今月末、遅くとも来月初めから米国産牛肉を販売する予定だ。

 こうした流通業者の相次ぐ米国産牛肉販売の動きに対し、市民団体の強い反発が懸念される。13日から米国産牛肉を販売しているロッテマートでは、韓米自由貿易協定(FTA)阻止汎国民運動本部などの市民団体関係者100人余りがソウル駅店で販売中断を求め座り込みを行うなど、全国の店舗で反対デモが行われている。このため一部店舗では販売中断、米国産牛肉の撤収などを行った。
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