福島原発汚染水放流に釜山日本領事館前でデモ=韓国(画像提供:wowkorea)
福島原発汚染水放流に釜山日本領事館前でデモ=韓国(画像提供:wowkorea)
「容認できない」

韓国プサン(釜山)各界の団体が、日本政府の福島第一原発放射能汚染水放流決定に、連日、日本領事館に駆けつけ、怒りをあらわにしている。

日本の海峡と近い釜山の地理上、沸き立つ国民の感情はしばらくの間衰えないと思われる。

日本領事館前で15日一日に、合計三回の糾弾デモが開かれた。

「進歩党」釜山市党が午後1時30分スタートを切り、市民団体「安倍糾弾釜山市民行動」がバトンを受け継いで、日本政府に向かって声を高めた。最後に、「釜山労働者同胞一」が、午後5時30分、領事館前で抗議行動に出た。

進歩党釜山市党は、日本政府の放流決定を傍観する米国と国際原子力機関(IAEA)にも苦言を呈した。

ノ・ジョンヒョン釜山市党委員長は「日本の反秩序の行動に力を載せる米国とIAEAを糾弾し、今すぐ同調を中止することを強く要求する」と述べた。

ノ委員長は「日本が原発汚染水を0.0001リットルでも放流する場合、市民とともに“国交断絶”も辞さない」とし「“韓国なんか”と妄言を吐き、人類の生命を脅かす日本が果たして正常国家なのか疑問」と付け加えた。

安部糾弾釜山市民行動は、日本政府が放流決定を覆さなければ、7月に予定されている東京オリンピックの参加を再検討する必要があり、GSOMIA協定もすぐ破棄しなければならないと促した。

これらの団体は、この日抗議書簡を提出しなかったが、日本政府の放流立場に変化がない場合、継続的に糾弾デモをおこなうことを明らかにした。

衝突も起きた。進歩党釜山市党が会見を終えて、日本領事館の前に「汚染水放流撤回」の内容が盛り込まれた抗議ステッカーを貼付する際、警察との衝突が起きた。

これに先立ち13日には、「脱核釜山市民連帯」が市庁前で「海には国境がない。世界の海洋生態系が取り返しのつかない災害になるだろう」とし「釜山市は、市民の安全と漁民の生存のために強く抗議しなければならない」と最初の糾弾の声を出した。

続いて、環境団体や消費者団体、市民団体が一度に日本領事館前で、原発汚染水は数か月後に日本海(韓国名:東海、トンへ)、釜山とチェジュ(済州)沖などに到達すると、全世界の海洋生態系と水産物の安全を脅かすだろう」と指摘した。

釜山市も助力した。パク・ヒョンジュン釜山市長はこの日、日本政府に遺憾を表明し、汚染水海洋放流撤回を要求する声明を日本領事館に伝達した。

声明には、△福島原発汚染水の透明性のある情報公開△周辺国との処理方法協議△釜山市民の安全を脅かす行動に中央政府および地方自治体・市民・国際社会との連携などの内容が含まれており、断固として対処するという意志を示した。

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