北朝鮮、駐中大使に「貿易通」の李龍男氏＝習主席に信任状提出

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は15日、リ・リョンナム（李龍男）駐中大使が中国の習近平国家主席に信任状を提出したと伝えた。

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　李大使は、キム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党総書記のあいさつを習首席に伝え、これに習首席は「謝意」を表明したと報じられている。

　李大使は2019年、内閣副総理と政治局候補委員にまで上り詰めた高位級の人物で、ことし2月、新たな駐中大使に任命されていた。しかし、これまで中国政府は新型コロナウイルス感染拡大を懸念して信任状の奉呈式を延期していた。

　貿易相と対外経済相を歴任した典型的な”貿易通”として知られる李大使の任命は、今後、中国との経済協力を強化するという北朝鮮の意思が反映されたものと分析される。