キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
韓国の統一部は、昨年12月15日から一時中断した板門店見学を国連司令部との協議の下、再開する準備に入った。早ければ20日から火・水・金と週に3回、見学が行われる見通しだ。
板門店の見学は、2019年にキョンギド(京畿道)パジュ(坡州)市で発生したアフリカ豚熱(ASF)の拡散防止のために全面的に中断された。その後、コロナまで重なり、見学中断の方針が維持され、昨年11月、約1年ぶりに再開された。しかし、コロナの社会的距離確保の段階が2.5段階に入り、約1か月で中断された。
統一部の関係者は「コロナが長期化し、既に博物館、古宮など、類似の見学施設が営業している状況で、板門店も見学を再開する必要があるのではという意見があった」とし「国連司令部側でも同様の意見が提起され、現在検討中」と述べた。
国連司令部も、外国人を対象に板門店の見学を再開するための準備に入った。昨年12月の再開当時は韓国人に対してだけ、板門店見学が許可されていた。
もちろん、これもコロナの状況次第では変わってくる。8日からこの日まで1週間、地域社会で感染したと推定される感染者は1日平均625.1人だ。これは社会的距離確保の基準上、2.5段階(全国400~500人以上)に該当する。もしも社会的距離確保の段階が2.5段階に引き上げられた場合、板門店見学再開の試みも無効になる可能性が高い。
統一部はひとまず防疫指針を徹底的に遵守し、再開する方向で推進する方針だ。
コロナ防疫などを考慮し、1日の見学人数は以前(40人)より縮小される可能性が高い。1回の観覧人数を縮小して十分な社会的距離を確保し、観覧間隔も以前より拡大する。この他、コロナ防疫に関連して体温計、手指消毒剤などを備え、施設や車両を定期的に消毒する。
板門店は朝鮮戦争の停戦交渉が行われた場所だ。その後、国連軍と朝鮮人民軍の共同警備区域に指定され、韓国と北朝鮮双方の行政管轄権は及ばない。2018年4月27日、板門店の平和の家で開かれたムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長が発表した板門店宣言は、核のない平和な朝鮮半島という、朝鮮半島の平和プロセスの礎石を築いたという評価を受けている。
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