会見を行う呉市長=12日、ソウル(聯合ニュース)
会見を行う呉市長=12日、ソウル(聯合ニュース)
◇ソウル市 独自のコロナ防疫措置推進を発表 韓国の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は12日、新型コロナウイルスの防疫措置について、業種別の特性を踏まえて異なる営業時間を適用するなど「ソウル型共生防疫」を推進すると発表した。呉氏はオンライン会見で、自営業・小規模事業者に犠牲を強要する一律的な防疫ではなく、市民の生活と防疫を守る「共生防疫」へとパラダイムを変えていくと述べた。迅速抗原検査キットを活用したテスト事業の実施を検討するほか、防疫と市民生活の両方を考慮したソウル型の社会的距離確保のマニュアル策定にも着手したと説明。今週末までにマニュアルを策定し、来週には施行方法や時期などについて政府の中央災難(災害)安全対策本部と協議を始めると述べた。◇韓国総合株価指数が反発 コスダックは20年7カ月ぶり1000超 週明け12日の韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)は反発した。終値は前営業日比3.71ポイント(0.12%)高の3135.59。新興企業向け株式市場コスダックの指数は前営業日比11.26ポイント(1.14%)高の1000.65で取引を終え、ITバブル時の2000年9月14日(1020.70)以来、約20年7カ月ぶりに終値で1000の大台を突破した。◇コロナワクチン副反応 新たに9件 政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が12日午前0時までの24時間に新たに9件報告された。このうち重症とみられる事例が1件だった。英アストラゼネカ製ワクチンの接種者で、接種との因果関係は確認されていない。死亡事例の新たな報告はなかった。◇児童・青少年の肥満度上昇  新型コロナ流行による登校中止で 新型コロナウイルスの流行による登校中止の影響で、韓国の児童・青少年の体格指数(BMI)など肥満に関連する指標が悪化したことが12日、サムスンソウル病院の研究チームの研究結果で分かった。研究は、2019年12月から20年5月に2回以上病院を訪れた満6~18歳の肥満患者90人を対象に行われ、登校中止前と中止後の変化を比較した。研究開始当時の対象者の平均年齢は12.2歳、体重、BMIの平均は67.2キロ、26.7だった。BMIが23以上だと過体重や肥満と判定される。約4カ月ごとに体重などを測定した結果、登校中止を境に肥満関連の全ての指標が悪化した。平均体重は71.1キロに増え、BMIも27.7に上昇した。
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