情報技術(IT)専門市場調査機関のパークス・アソシエイツが13日発表した報告書によると、今後1年以内に携帯デジタルプレーヤーを購入しようと考えている消費者のうち、78%がすでにプレーヤーを持っており、買い換え需要が大きいことが分かった。
 業界関係者らは「韓国の場合、ハードディスクドライブ(HDD)より価格の低いNAND型フラッシュメモリーを使った製品が主流で、市場の成熟度が高いようだ。新規需要より買い替え需要が圧倒的に多いため、消費者の細かいニーズに応えられる戦略が必要だ」と分析している。世界市場ではHDDタイプとフラッシュメモリータイプが半々のシェアを占めているが、韓国市場ではフラッシュメモリータイプが95%と圧倒的なシェアを確保している。

 パークス・アソシエイツは「今回の調査結果から、市場ごとに異なるマーケティング戦略が必要なことが分かった。新規需要が多い地域では消費者に対する広報とブランドイメージ作りに力を入れ、買い替え需要が多い市場では、ブランドに対する忠誠を強める一方で、消費者の好みに合わせ、優れた性能の製品を提供しなければならない」と話している。

 一方そのほかの国をみると、1年以内に購入しようと思っている人のうち現在も持っている人の割合は、中国が78%、イギリスが70%、ドイツが67%、日本が66%、フランスが58%で、アップルの「iPod」が市場を席巻している米国は50%にとどまっている。


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