両親同伴ではなく単独で海外に向かう小学生の数が、上半期に過去最高を記録した。
 大韓航空とアシアナ航空が18日に明らかにしたところによると、年初から6月までに仁川空港から出国した乗客のうち、1人で出国した子どもに航空会社が提供する「非同伴小児」サービスを利用した5~12歳の小学生は4503人だった。前年同期に比べ23.8%増加した。サービス利用者を月ごとに見ると、1月が1788人で最も多く、次いで6月が940人、2月が835人、4月が323人、3月が310人、5月が307人と続き、休暇時期に出国が集中していることが分かった。

 また、7月1日~11日まで大韓航空とアシアナ航空の同サービスを利用した小学生は1125人で、すでに昨年7月1か月間(2189人)の半分を超えるなど、夏休みを間近に控え出国数が急増している。「非同伴小児」サービスとは、搭乗券を受け取ってから到着地で保護者に会うまで航空会社がサポートするサービスで、ほとんどの利用者は留学や研修を目的としている。目的地は米国やカナダなどの北米地域や豪州、ニュージーランドなどのオセアニア地域、中国などが主流だという。

 こうした小学生の海外留学・研修の急増は、国内の公教育が十分機能していないという懸念があるなか、私教育費拡大を負担に感じる親が子どもを海外に送り出しているためとみられる。


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