北朝鮮、平壌・元山一帯で「ミサイル活動」継続(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、平壌・元山一帯で「ミサイル活動」継続(画像提供:wowkorea)
先月、短距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮が依然として「ミサイル活動」を続けていると、5日韓国政府消息筋が伝えた。追加の挑発を念頭に置いたものなのか、メッセージ効果を狙った戦略なのかが注目される。

消息筋によると、北朝鮮はピョンヤン(平壌)近郊のスンアン(順安)とカンウォン(江原)道ウォンサン(元山)一帯で移動式ミサイル発射台(TEL)を含むミサイル活動を続けている。

こうした活動は先月25日に北朝鮮が「新型戦術誘導弾」と主張した短距離弾道ミサイルの発射以降、持続的に行われていると消息筋は伝えた。

北朝鮮軍が通常実施している「訓練」よりは規模が大きく幅広い活動で、韓国当局もこれを追加のミサイル発射の可能性がある動向とみているという。

北朝鮮が先月25日に短距離弾道ミサイルを発射する武力行使示唆を行った後、追加的な挑発を行い強度も高める可能性が指摘されており、こうした活動の結果が注目される。

ただ、北朝鮮が直前の武力行使示唆以後、10日間実質的な追加行動に出ておらず、一連の活動は対外メッセージ効果を狙った戦略だとの分析も出ている。

先週、韓国、米国、日本の3か国は米バイデン政権発足後初めての安保室長会議を米国で開いた。韓国と中国はこれとは別に外交長官会談を開催した。

北朝鮮がこうした状況下で武力行使示唆を行えば必要以上の対北朝鮮強硬メッセージや活動を誘発する可能性があるとの判断から、実際に武力行使示唆を行わなかった可能性もある。

また、最近密着した関係をみせている中国の立場を考慮した可能性もあるとの分析も出ている。

一角では、北朝鮮が故キム・イルソン(金日成)首席の誕生日である15日前後に武力行使示唆を再び行う可能性も指摘されている。
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