「天安艦沈没事件」の犠牲者の母親は、金正淑韓国大統領夫人に向かって、やるせない思いを語っていたことがわかった(画像提供:wowkorea)
「天安艦沈没事件」の犠牲者の母親は、金正淑韓国大統領夫人に向かって、やるせない思いを語っていたことがわかった(画像提供:wowkorea)
2010年 北朝鮮人民軍の魚雷により韓国海軍の哨戒艦“チョナン(天安)”が沈没したとされている「天安艦沈没事件」の犠牲者、故ミン・ピョンギ上士の母親であるユン氏は、自身を引き寄せて抱こうとしたキム・ジョンスク(金正淑)韓国大統領夫人に向かって、やるせない思いを語っていたことがわかった。

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故ミン上士の兄であるミン・グァンギ氏によると、母ユン氏は去る26日に行われた「西海守護の日」記念式でムン・ジェイン(文在寅)大統領の演説が終わった後、自身を抱擁しようとしたキム大統領夫人の手を抑え押し戻し「私は文大統領が嫌いだ」と語った。

つづけてユン氏は「何がそんなに怖くて、北朝鮮がミサイルを発射したことを隠すのか。きのう(25日)も北朝鮮がミサイルを発射したではないか。なぜそんなに北朝鮮にびくびくするのか」と語った。

これにキム大統領夫人は「どうしたというのですか、お母さん。ご心痛、理解します」と答えたという。

兄ミン氏は「このことは、後で母から聞いた話だ」とし「私はその時遠くから見ていたが、キム大統領夫人はずっと聞いていた」と伝えた。

兄ミン氏によると この日の記念式でキム大統領夫人は、ユン氏の横の席に座った。式の直前、国家報勲処長がユン氏に「(大統領夫人に)お来しくださってありがたいと、温かく手を握ってくれませんか」とお願いしていたという。

ユン氏は「(大統領夫人の横に)座らないと断っていたが、報勲処の職員たちがお願いしてくるので、仕方なく座った。(しかし)式が行われている間、一回も横を見なかった」と言っていた。

このことについて兄ミン氏は「母をキム大統領夫人の横に座るようにしたのは、昨年、母が大統領に突然質問したことがあったためで、準備されたイベント的な式典だという思いがする」と伝えた。

昨年の「西海守護の日」記念式の時、ユン氏は献花した文大統領に向かって「これは北朝鮮の仕業なのか、誰の仕業なのか」と質問した。これに文大統領は「北朝鮮の仕業だという政府の立場には何も変わりはない」と答えている。

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