北朝鮮は、国連安全保障理事会の招集決定に対して「対応措置をとることになる」と警告した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は、国連安全保障理事会の招集決定に対して「対応措置をとることになる」と警告した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は、ヨーロッパ諸国が北朝鮮のミサイル発射問題を理由に 国連安全保障理事会の招集を決定したことに対して「二重基準だ」と反発し、「対応措置をとることになる」と警告した。

北朝鮮外務省のチョ・チョルス国際機構局長は今日(29日)、国営通信“朝鮮中央通信”を通じて発表した談話で「安保理が極度の偏見と二重基準をもって わが共和国を狙った会議と調査を展開していることについて、主権国家の尊厳と自主権に対する厳重な侵害であり、国連憲章への乱暴な違反として強く糾弾する」と伝えた。

つづけて「我々の自衛圏を侵害しようとする試みは、必ず相応の対応措置を誘発させることになるだろう」と警告した。

また「今回の新型戦術誘導ミサイル発射は、朝鮮半島に加えられる軍事的脅威を抑制し、わが国の平和と繁栄を守護するための正々堂々とした自衛権の行使だ」とし「国連安保理が二重基準にとらわれ続けるのであれば、朝鮮半島において情勢緩和ではなく“激化”を、対話ではなく“対決”だけを煽ることになる」と強調した。

チョ局長は、安保理が米韓合同軍事演習や米国によるシリア侵攻・英国による核弾頭数の増加宣言・フランスによる飛翔体実験などに対しては口を閉ざしているにもかかわらず、北朝鮮によるミサイル発射だけを問題視するのは「主権国家に対する無視であり、明白な二重基準だ」と指摘した。

チョ局長は「世界の平和と安定を破壊することに誰よりも先頭に立っている このような国々が、我々の自衛的措置を指摘していること自体が言語道断だ」とし「国連安保理が本然の使命としての、世界の平和と安全保障に基づこうとするのなら、まず公正性と客観性・衡平性の原則から徹底して守るべきだ」と主張した。

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