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韓国 きょうのニュース(3月23日)
◇ソウル市長選 呉世勲元市長が野党統一候補に 韓国で4月7日に投開票されるソウル市長選を巡り、保守系最大野党「国民の力」の公認候補、呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長が中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)同党代表を破って野党陣営の統一候補に選ばれた。両候補側は23日、前日にソウル市民3200人を対象に市長としての適性と競争力を問う世論調査を実施した結果、呉氏が勝利したと共同発表した。◇新規コロナ感染者7日ぶり400人下回る 散発的感染続く 中央防疫対策本部は、23日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から346人増え、累計9万9421人になったと発表した。市中感染が331人、海外からの入国者の感染が15人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(415人)に比べ69人減り、7日ぶりに400人を割り込んだ。ただ、最近の感染状況を見ると、感染拡大の勢いが弱まったとはいえない。不特定多数が利用する施設や職場などでクラスター(感染者集団)発生が続いている。春を迎え野外活動が増えているのに加え、変異株の感染者も相次いでいる。◇文大統領がコロナワクチン接種 6月にG7出席 文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻は、ソウル市内の鍾路区保健所で英製薬大手・アストラゼネカ製の新型コロナウイルスのワクチンを接種した。韓国政府は同日から65歳以上に対するアストラゼネカ製ワクチンの接種を始めた。文大統領は68歳、夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は66歳だ。文大統領は6月に英国で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に出席するため、接種を受けた。疾病管理庁は公務出張などの目的で出国する場合、ワクチンを優先接種している。◇ハーバード大の日本研究所 同大教授の慰安婦論文に「深刻な懸念」 米ハーバード大ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授が旧日本軍の慰安婦を「売春婦」と見なす論文を発表した問題で、同大ライシャワー日本研究所が学問的根拠に対する懸念を表明した。研究所はホームページに掲載した15日付の声明で「ハーバード大の校訓に基づき、真理の追究に敬意を払うと同時に、高い水準での学問的誠実性の維持を推進していく」としながら、問題の論文を指して「ラムザイヤー教授による最近の出版物は、その学問的根拠に対して、ハーバード大の日本研究者の間でも深刻な懸念が表明されている」と指摘した。