ソウル駅前に設置された臨時検査所で検査の順番を待つ市民ら=21日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅前に設置された臨時検査所で検査の順番を待つ市民ら=21日、ソウル(聯合ニュース)
◇コロナ感染者数400人台続く 花見シーズン迎え感染拡大懸念も 新型コロナウイルスの流行の「第3波」が続く中、今後の感染状況の目安となる主な防疫指標は改善の兆しが見えず、一部指標はむしろ悪化している。1日当たりの新規感染者数は連日400人台が続き、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数は依然として1を超えている。さらに特定の施設や集団よりも当局の管理や追跡が難しい小規模な集まりや不特定多数が利用する施設、事業場などでクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいる。今後、桜の開花も重なって人の移動量が大幅に増えると見込まれることから感染拡大の懸念が高まっている。◇家計黒字率が過去最高に コロナで支出減の「不況型黒字」 新型コロナウイルスの感染拡大に苦しんだ昨年、家計で必要な消費や支出を差し引いた後に残る金額の割合を示す黒字率が過去最高水準を記録した。政府の災難(災害)支援金給付などにより家計所得はプラスとなったが、支出が大幅に減少したことによる、いわゆる「不況型黒字」だ。統計庁の家計動向調査の結果、全国の2人以上の世帯の黒字率は1~3月期が32.9%、4~6月期が32.3%、7~9月期が30.9%、10~12月期が30.4%で、全て30%を超えた。◇ソウル市長補選 野党候補一本化に向け世論調査 4月7日に実施されるソウル市長補欠選挙の候補一本化に向け、保守系最大野党「国民の力」公認候補の呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長と中道野党「国民の党」候補の安哲秀(アン・チョルス)党代表に対する世論調査が行われる。両党は24日に統一候補の選出結果を発表する予定だ。両候補は19日の最初の期限までに候補一本化の合意に至らなかったが、選挙運動が始まる告示日(25日)までに一本化を進めることで一致した。◇全国的に冷え込んだ朝 昼には強風 22日は全国的に晴れ、昼には強風が吹きそうだ。江原道山間部、全羅北道東部、全羅南道、慶尚北道、済州道では突風が吹くところがあり、施設管理などに注意が必要だ。最高気温は10~14度の予報。最低気温は前日より2~6度低く、全国のほとんどの地域で0度前後と冷え込んだ。
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