琉球王国は現在の沖縄県・首里を首都に15世紀から約450年間にわたり存在した国で、韓国や中国などと活発な海上交易を行い輝かしい文化遺産を再創造した。かつて耽羅国があった済州島とよく似た歴史を持つ。
展示されるのは、琉球王家代々に受け継がれ日本の国宝に指定されている遺物から、陶磁器3点や歴史書「中山世譜」、漆器や陶磁器などの伝統工芸品、14~16世紀の海上交易品など。特に「癸酉(みずのととり)年高麗瓦匠造」と彫られた瓦は琉球王国成立直前に渡った高麗人が作ったもので、高麗と琉球の間に交流があったことを示す重要な資料とされる。
琉球王国の遺物はこれまで海外展示などを行ったことがなく、沖縄県側も高い関心を持っているという。このほか、沖縄県立芸術大学教授、全北大学教授らによる琉球王国に関する特別講義なども行われる。
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