新型コロナウイルスの検査を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
◇新型コロナ感染者数が増加傾向 散発的な感染続く 韓国で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、新規感染者数が急増しかねない状況が続いている。政府は昨年末から「社会的距離の確保」や5人以上の私的な集まりの禁止など防疫措置を強化しているが、一時減少した新規感染者は最近再び増加傾向に転じた。流行の第1波、第2波のときのように特定の施設や集団に絡む大規模なクラスター(感染者集団)発生はないが、各種の集まり、職場、公衆浴場、学校、病院など日常のさまざまな空間で感染が散発的に発生している。◇北朝鮮 マレーシアとの断交を宣言 北朝鮮の外務省は19日、マネーロンダリング(資金洗浄)に関わったとして自国民を米国に引き渡したと主張し、マレーシアとの外交関係を断絶すると宣言する声明を発表した。朝鮮中央通信が報じた。声明はマレーシアが17日、無実の自国民を犯罪者として米国に強圧的に引き渡す「容認できない犯罪行為を犯した」と主張するとともに「特大型の敵対行為を強行した」と非難した。同国が米国に引き渡した人物は50代の男、ムン・チョルミョン氏。米連邦捜査局(FBI)は男が対北朝鮮制裁に反し、お酒や時計などぜいたく品を北朝鮮に送り、ペーパーカンパニーを通じて資金洗浄を行ったとして、マレーシアに身柄の引き渡しを要請した。◇ソウル市長補選 呉世勲・安哲秀氏がきょう候補者登録 4月7日に実施されるソウル市長補欠選挙の候補一本化に合意できなかった保守系最大野党「国民の力」公認候補の呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長と中道野党「国民の党」候補の安哲秀(アン・チョルス)党代表が19日、候補者登録を行う。統一候補を選ぶための世論調査の方法を巡る両党の交渉が前日決裂したため、両氏はそれぞれ候補者登録を済ませる予定だ。◇不動産登録 全公職者への拡大検討 与党「共に民主党」と政府は19日に会合を開き、公職者の不動産資産登録制を全面的に拡大するなど、不動産投機の根絶に向け管理・監督を強化する方針を明らかにした。不動産価格の高騰が社会問題化している韓国では宅地開発などを手がける公共機関、韓国土地住宅公社(LH)の職員らが新都市に指定される前の地域の土地を投機目的で不正に購入した疑惑が波紋を広げ、文在寅(ムン・ジェイン)政権を揺るがしている。丁世均(チョン・セギュン)首相は会合で、不動産関連業務を担当する公職者に対しては地位を問わず、全員が資産を登録するよう登録制の拡大を検討し、土地を新規に取得する際は事前届け出を義務化するとの方針を表明した。
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