「保育園のカバンを見るだけで子どもが怖がる」…保育園で虐待被害を受けた子の親が国民請願=韓国仁川市(画像提供:wowkorea)
「保育園のカバンを見るだけで子どもが怖がる」…保育園で虐待被害を受けた子の親が国民請願=韓国仁川市(画像提供:wowkorea)
16日、韓国大統領府の国民請願掲示板に‘インチョン(仁川)市ソ(西)区にある国公立保育園で常習的に集団児童虐待をしていた園長と教師全員を厳罰に処してください’というタイトルの請願が掲載された。

自身を仁川国公立保育園虐待事件の被害児童の母親だと紹介した請願人は、保育士から常習的な虐待を受けた子どもたちが深刻なトラウマを抱えていると訴えた。

請願人は「子どもたちは深刻なトラウマ治療のために心理センターに通い始めたが、虐待した保育教師と体格が似ている先生を見ると、母の後ろに隠れて怖がる」とし「こうした姿を見守る私たちも日々気に病んでいる」と書いた。

続いて「排便訓練に大きな恐怖を感じる子ども、鼻血を流す子ども、夜眠れず夜明けまで泣く子ども、保育園のカバンを見るだけで怖いと言ってカバンをゴミ箱に捨てる子どもなど、依然として様々なトラウマに苦しんでいる」と訴えた。

請願人は「我々親たちは警察署で胸を叩き、流れる涙を拭いながら、子どもたちへの虐待が映っている映像を見続けた」とし「加害教師たちは子どもが寝ないと携帯電話のフラッシュを3分間付け、昼寝をしない障害児童の顔を4回叩いた後、子どもが顔を上げるたびに2分間叩いた」と話した。

さらに「児童の首を押さえて拳で頭を14回叩き、子どもを叩いた後は監視カメラの死角に連れて行き、子どもたちが寝ないと布団棚に閉じ込め、子どもが大便をするとおむつで顔を叩くなど、口にするのもつらい虐待をしていた」と付け加えた。

請願人は「ひどい虐待を受けた2人の子どもは対人忌避症(対人恐怖症)とパニック障害を患っている」と伝えた。

西区国公立保育所の加害教師6人のうち2人は、児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法違反(児童福祉施設従事者などの児童虐待)の容疑で拘束起訴された。残りの教師4人は在宅起訴された。

また園長は、児童福祉法違反などの容疑で在宅起訴された。

保育教師6人は昨年11月から12月に、仁川市西区の保育園で自閉症を患っている園児A君(5)やB君(1)など、10人を虐待した容疑が持たれている。園長は、この事件と関連し、幇助した容疑がもたれている。

これに先立って警察は昨年12月、3人の教師が噴霧器を利用して園の児童の頭に水をかけたり、体を手で暴行したことを確認した。その後、当該保育園に通う他の園児たちへの虐待があったかどうかを調べるため、防犯カメラの映像を分析する過程で、さらなる虐待の証拠をつかんだ。

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