財団法人光州ビエンナーレの韓甲洙(ハン・ガプス)理事長は12日、経歴詐称が発覚した東国大学のシン・ジョンア助教授に対する芸術監督選任を撤回した。韓理事長は「光州ビエンナーレが今日に至るまで育ててくれた光州市民と文化芸術を愛する国民に申し訳ない。ビエンナーレを代表する財団理事長として、まったく予想していなかった事件が起き、失望を与えたことに責任を感じている」と陳謝した。シン助教授の学位が虚偽のものだったことが確認されたことについては、検証過程で問題が明るみになったことは不幸中の幸いだったとし、刑事責任を問うために業務妨害など法的な検討を進めていることを明らかにした。
 シン助教授は4日に米サンフランシスコ美術大学のオクウィ・エンウェゾー学長とともに光州ビエンナーレの共同監督に選任されていた。ただ正式な任命状は渡されておらず、現段階では監督内定者にすぎないという。

 一方、渦中のシン助教授は現在フランスに滞在しており、13日午前にも帰国して疑惑に関連した立場を表明するとしているが、実際に帰国するかは不透明な状況だ。


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