3日ソウル市によると、2020年末基準で内国人の住民登録人口と外国人の登録人口は計991万1088人で、前年比9万9895人(1.0%)減少した。
ソウル市の人口は産業化に伴う人口流入により1988年(1029万人)に初めて1000万人を超え、1992年(1097万人)にピークに達した。以後、次第に減少してきた人口は32年ぶりに900万人台を記録した。内国人の人口はすでに2016年から1000万人を下回っている。
昨年のソウル市の年齢階層別人口は、0~14歳の幼少年が101万2297人で全体の10.2%、生産年齢人口である15歳~64歳が733万460人で74.0%を占めた。65歳以上の高齢人口は156万8331人で、ソウル市の高齢化率は前年より1.0%上昇した15.8%だった。
ソウル市の高齢化率は2010年に9.5%だったが、2018年は14.1%と高齢社会基準の14.0%を超えた。昨年の高齢化率が14.0%より低い自治区は、カンナム(江南)区(13.8%)とソンパ(松坡)区(13.9%)の2か所だけだった。
特に昨年は0~4歳の人口が10.26%減少した一方、85~89歳の人口は11.42%増加し、ソウル市で急激な低出産・高齢化現象が起こっている。生産年齢人口100人が扶養すべき人口を表す総扶養比率は35.2人で、前年比1.3人増加した。
ソウル市は、「幼少年人口100人当たりの高齢人口数を表す老齢化指数は154.9で、前年より13.7人増加した」とし、「内国人の人口を10年前と比べてみると、64歳以下の人口は120万人減少した一方、65歳以上の人口は56万人増加し、高齢化現象がよりはっきりと表れている」と説明した。
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