米通商代表部(USTR)の 代表に指名されているキャサリン・タイ氏(画像提供:wowkorea)
米通商代表部(USTR)の 代表に指名されているキャサリン・タイ氏(画像提供:wowkorea)
米通商代表部(USTR)の 代表に指名されている台湾系のキャサリン・タイ氏は中国に対して「米国製品の輸入を拡大することになっている1段階の貿易合意の約束を守るように」と求め、ドナルド・トランプ前政権による関税賦課方式の制裁を継承する旨を示唆した。また 中国の不公正な貿易慣行に対して「全ての可能な限りの手段を検討している」と警告した。

タイ氏は26日(現地時間)、米国議会上院金融委員会で開かれた認准聴聞会に出席し「米国と中国が締結した1段階の貿易合意での約束を、中国は守る必要がある」として、対米輸入拡大などを繰り返し要求した。また 中国の不公正な貿易慣行の是正についても「全ての選択可能な代案を検討している」と語り、構造的な不公正貿易慣行解決に対して強い意志を示した。

タイ氏は、中国に対する圧力の方法について「同盟国たちと提携し、新たな貿易ルールを確立する」と線を引きながらも、トランプ前政権が用いていた関税障壁の活用について支持するという立場を間接的に明らかにした。

また タイ氏は、バラク・オバマ政権当時に作られた環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP・TPP11)への復帰については即答を避け、慎重な立場を示した。

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