だが、旧正月連休中の感染拡大に加え、政府の防疫対策「社会的距離の確保」のレベル引き下げと飲食店・カフェなどの営業制限が緩和された影響が本格的に表れる可能性があり、家族や知人との集まり、職場や医療機関などを中心に感染も相次いでおり、感染者の規模はさらに拡大する恐れがある。
政府は感染者数の推移と今後の見通しを踏まえ、来週から適用する社会的距離の確保のレベル調整案を26日午前に発表する予定だ。26日からは全国の療養型病院、療養施設でワクチンの接種も始まる。
新たに確認された市中感染者369人を地域別にみると、ソウル市が114人、京畿道が132人、仁川市が22人で、首都圏が268人を占めた。首都圏以外の地域では釜山市が18人、忠清南道が16人、光州市が15人、大邱市が13人、全羅南道が11人、慶尚北道が9人、全羅北道と済州道がそれぞれ5人、忠清北道が4人、江原道、慶尚南道がそれぞれ2人、蔚山市が1人だった。
家族や知人との集まりに関連する感染事例が相次いでいる。京畿道では城南市で10人の家族間感染が確認されたほか、水原市で家族・知人など12人の感染が分かった。慶尚北道での家族間感染と温泉施設に関係する陽性者は86人に増えた。
このほかソウルの順天郷大病院(231人)、京畿道南楊州市のプラスチック製造工場(184人)、忠清南道牙山市の大手ボイラーメーカーの工場(183人)、全羅北道完州郡の自動車工場(27人)に関係した感染者も増え続けている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは27人だった。このうち10人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの17人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から5人増えて計1581人になった。韓国国内の平均致死率は1.79%。重篤・重症患者は前日から4人増え、144人となっている。
24日の検査件数は4万226件で、前の日に比べ1917件多かった。
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