韓国　けさのニュース（２月２５日）

◇コロナワクチンが韓国各地へ　あすから療養型病院・施設で接種開始　韓国で新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が２６日から始まる。英アストラゼネカが開発し、韓国のＳＫバイオサイエンスが製造を受託して国内で初めて認可を受けたワクチンが慶尚北道安東市内の工場から京畿道利川市内の物流センターに運ばれ、２５日午前から全国各地に配送される。防疫当局によると、ワクチンは仕分けや包装作業を経て全国の保健所や療養型病院約１９００カ所に運ばれる。◇韓国・イラン外相が電話会談　タンカー抑留・凍結資産問題など協議　鄭義溶（チョン・ウィヨン）外交部長官は２４日午後、イランのザリフ外相と電話会談した。鄭氏は、イランの革命防衛隊が先月、ホルムズ海峡付近を航行中の韓国船籍のタンカーを拿捕（だほ）し、同船に乗っていた韓国人５人を含む２０人を拘束した問題について、抑留が続く韓国人船長と船舶を早期に引き渡すよう要請した。また韓国内で凍結されているイランの資産と関連し、ザリフ氏が問題の早期解決を要請したことに対し、「政府が誠意を持って最善の努力をしている」と説明した。◇ビットコイン取引額１年で１０倍に　取引所売り上げも急増　昨年の新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）以降、代替資産として再び人気を集めている暗号資産（仮想通貨）のビットコインの取引額が、主要取引所で１年間に１０倍以上に増加した。暗号資産の取引所は主に韓国ウォンでの手数料収入に依存しているため、取引所の売り上げも大幅に増加したとみられる。◇３２年夏季五輪の優先候補に豪ブリスベン　南北共催は後退　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は２４日（現地時間）、２０３２年夏季五輪・パラリンピックの優先候補地にオーストラリアのブリスベンを選定した。ソウルと平壌での共同開催を目指していた韓国と北朝鮮は、目標から一歩遠ざかった。これにより、ＩＯＣとオーストラリアは３２年五輪開催に向けた協議を独占的に行う。協議が順調に進んでＩＯＣ総会での投票で承認されれば、オーストラリアはメルボルン（１９５６年）、シドニー（２０００年）に続き３度目の夏季五輪を招致することになる。