AZワクチン全国の接種地へ…全国民接種への長期戦始まる＝韓国

アストラゼネカ（AZ）の新型コロナウイルスワクチンが25日、集結地のキョンギ（京畿）イチョン（利川）市の物流倉庫から出庫され、全国民への接種に向けた長期戦が始まった。

AZワクチンは、この日午前5時50分ごろに物流倉庫を出発したキョンナム（慶南）ヤンサン（梁山）行きの輸送車両（1トントラック）を先頭に、順次全国各地の保健所などの接種地へ向かった。

ワクチンを積み出発した輸送車両は警察と軍車両の護衛を受け最終目的地に到着することになる。

この日利川物流倉庫を出発したワクチンは、前日24日午後12時34分ごろにキョンブク（慶北）アンドン（安東）のSKバイオサイエンス工場から出発し利川物流倉庫に到着した15万人分だ。

この日移送されたワクチン（15万人分）は、全国の療養病院5800か所に隣接する保健所や接種病院などに供給され、26日に一斉に接種が開始される。

朝鮮半島の最南端に位置するチェジュ（済州）では午前5時40分ごろ、3900回分のワクチンを載せた冷凍トラックが済州港に姿を現した。

26日から3月まで療養病院などの入所者・従事者（7万3000人）を対象にAZワクチンの初接種（1次接種）が実施され、5月に追加接種（2次接種）が行われる。