韓国の鄭義溶 新外相は、就任以降 初めてイランのザリフ外相と電話会談を行なった(画像提供:wowkorea)
韓国の鄭義溶 新外相は、就任以降 初めてイランのザリフ外相と電話会談を行なった(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・ウィヨン(鄭義溶)新外相はきのう(24日)、就任以降 初めてイランのザリフ外相と電話会談を行ない、韓国の船舶と船長の抑留解除を要請した。ザリフ外相は、韓国内の銀行にあるイラン凍結資金問題を速やかに解決してほしいと強調した。

チョン外相はザリフ外相に、韓国政府が誠実に最善の努力を傾けていると説明した。また チョン外相は、イラン核合意(JCPOA)回復のための当事者間の対話の努力を支持すると伝えた。

イランは先月4日 ペルシャ湾のホルムズ海峡で、韓国国籍の化学製品運搬船“韓国ケミ号”を海洋汚染の名目で拿捕した。その一か月後 イラン側は船員19人を釈放したが、まだ 船舶と船長は抑留されたままである。

イランは船舶を拿捕した理由として 海洋汚染嫌疑による司法手続きだと説明しているが、米国の制裁により韓国内の銀行に凍結されたイラン中央銀行の資金をとり戻すためのものだというのが背景にあると指摘されている。

現在 イラン側は韓国から10億ドルを返してもらうという約束を交わしたと、国内外に発表した状態である。韓国内の銀行に凍結されているイランの資金は70億ドルほどだとされている。

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