24日、疾病管理庁中央防疫対策本部などによると、最初の出荷量は15万人の接種分に当たる約30万回分である。28日まで5日間出荷し、全部で157万4000回分(78万7000人分)を2月から3月の一次接種に使用する。
ワクチンはまず、利川物流センターに入庫する。物流センターでは全国の物流配送、全地域別の数量を確認して出庫・配車業務を行う。所要時間は約12時間で、この間ワクチンは物流センター内の冷蔵コンテナで一定の温度で保管される。
物流センターからの出庫は翌25日から始まる。地域別の出発時間は異なり、ウルロンド(鬱陵島)を除いた全国の保健所と療養型介護施設に当日到着する予定だ。運送をする車両はワクチンを冷蔵保管し、モノのインターネット(IoT)技術を利用して中央センターで温度が維持されているかどうかを確認する。
保健所に到着したワクチンは、別途に準備された冷蔵保管施設で個人への接種のため分配される。接種の日時は26日 午前9時からだ。療養型介護施設と介護施設などの満65歳未満の入院患者及び従事者、約27万2000人が順番に接種する。
以降、3月から大学総合病院などリスクの高い医療機関の従事者、約35万2000人、救急隊員と疫学調査員、検疫従事者など新型コロナウイルスの一次対応従事者、約7万8000人がアストラゼネカのワクチンを接種する。
◇ファイザーのワクチンは27日から接種…満16歳以上が対象者に含まれるか注目
国内二つ目の新型コロナウイルスワクチンである、ファイザーの「コミナティ筋注」は、27日から接種される。26日 正午頃、5万8000人分が仁川国際空港に到着して税関を通過し、各地域別の接種センターに輸送される。
接種対象者は、専門拠点病院、感染症専門病院、重症病床、新型コロナ療養施設など、新型コロナウイルス感染症患者等医療機関の従事者、約5万5000人である。その内、接種対象者が120人以上の感染症専門病院などはワクチンを直接受け取り、院内での自主接種を実施する。
その他の接種対象者は、各地域別の接種センターでワクチンを接種する必要がある。ファイザーのワクチンを受け取る接種センターは、国立中央医療院、スンチョンニャン(順天郷)大学 チョナン(天安)病院、ヤンサン(梁山)プサン(釜山)大学病院、チョソン(朝鮮)大学病院、ケミョン(啓明)大学 テグ(大邸)ドンサン(東山)病院の5か所だ。
現在ファイザーのワクチンの場合、食品医薬品安全処で国内の品目許可審査を進めているが、2月3日に食品医薬品安全処から特例輸入承認を受けたため、27日から接種が可能である。
食品医薬品安全処の検証諮問委員会は、アメリカ・ヨーロッパ(EU)・英国・日本など、多数の国で16歳以上にファイザーのワクチンを許可した点を考慮する時、国内でも満16歳以上に接種を許可することが妥当であると推奨している。
ファイザーのワクチンの許可が諮問委員会の推奨どおりに承認されれば、高校生まで接種の可能性が開かれたも同然だ。現在アストラゼネカのワクチンは、満18歳以上に接種が可能である。
しかし、満16歳以上の高校生はまだ予防接種施行計画に含まれていない。食品医薬品安全処が、今月25日の中央薬事審議委員会と最終点検委員会で満16歳以上の接種を許可すれば、疾病管理庁予防接種専門委員会で接種対象に含めるかどうかをもう一度議論する予定だ。
キム・サンボン食品医薬品安全処 医薬バイオ生薬局長は「(諮問委員会は)食品医薬品安全処に許可申請し提出されたファイザーのワクチンの臨床試験結果によって、満16歳以上に接種が可能だと推奨した。」とし「実際に接種対象者に追加するかどうかは、今後決定される許可状況を参考にし、疾病管理庁で決定する。」と述べた。
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