24日午前9時40分ごろ、「ワクチン運送車両」と書かれた横断幕を付けた30トントラックが警察車両と軍用車両の護衛を受け、キョンブク(慶北)アンドン(安東)市の安東SKバイオサイエンス工場に入った。
一帯にはこの日午前9時ごろから半径100メートル以内の道路に警察と軍人が配置され、厳しい警戒が敷かれた。
この日午前9時50分ごろ、チョン・セギュン(丁世均)首相とイ・チョルウ(李チョル雨)慶北道知事、チェ・チャンウォン(崔昌源)SK副会長、韓国アストラゼネカ役員ら約50人が参席する中、ワクチン出荷行事が行われた。
丁首相は、「政府は国民が安心して接種を受けられるよう、ワクチンの導入から輸送と流通、接種、異常反応の管理まで、すべての過程を徹底して準備している」とし、「国民のみなさんも新型コロナウイルス克服のため新たに始まるこの希望の道のりをともにしてほしい」と述べた。
続いて、約20分後の10時15分ごろ、ワクチンを積んだ車両が警察と軍の護衛を受け出発した。
国内初の新型コロナウイルスワクチン接種が2日後に迫る中、安東SKバイオサイエンス工場で委託生産されたアストラゼネカワクチンがこの日、本格出荷された。
この日の出荷をはじめとし、28日まで国内に導入予定の1000万人分のうち78万7000人分がキョンギ(京畿)イチョン(利川)にある物流倉庫に移送される。
政府は移送されたワクチンを25日から全国の療養病院5800か所に近い保健所と接種病院などに供給する計画だ。
初接種は26日午前9時に開始され、対象は全国の療養病院と療養施設の満65歳未満の入所者と従事者だ。
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