ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルスの専用診療所で検査の準備をする医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の保健所に設置された新型コロナウイルスの専用診療所で検査の準備をする医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
◇新規コロナ感染者2日連続300人台 感染再拡大懸念も 韓国の新型コロナウイルス新規感染者数は2日連続で300人台にとどまったが、主な防疫指標は依然として危険信号を発している。防疫当局や感染症専門家も流行の第3波が再拡大する可能性があると懸念している。1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数は再び1を超え、検査件数に対する感染者の割合を指す陽性率も連日1%を上回っている。◇今週からワクチン接種開始へ 集団免疫形成の見通し立たず 韓国で26日から新型コロナウイルスワクチンの接種が始まる。韓国で最初に感染者が発生してから約1年1カ月での接種開始となり、国内で初めて認可された英アストラゼネカのワクチンは26日から、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」を通じて調達した米ファイザーのワクチンは27日から接種が始まる。ただ、韓国より先に接種を開始した国でも集団免疫の獲得までには少なくない時間がかかるとの見通しが出ており、今年11月までに集団免疫を形成するという政府の計画達成は容易ではないとの見方もある。◇コロナで国民の幸福度低下 女性・若者・高齢者で顕著に 政府系シンクタンクの韓国行政研究院が昨年9~10月に満19歳以上の男女8336人を対象に行った調査の結果、新型コロナウイルスの感染拡大により、国民が感じる幸福度は以前に比べて低下したことが分かった。特に女性、若者、高齢者、低所得層の幸福度や経済状況に対する認識は大きく悪化した。これに比べ、国に対する誇りや政治・経済状況に対する満足度は過去最高水準に上昇し、マイノリティーに対する社会的包容性も改善した。◇30年に785万台のエコカー普及目指す 第4次基本計画決定 韓国政府は2030年までに自動車が排出する温室効果ガスを24%削減することを目標に、エコカー(環境対応車)の普及台数を25年までに283万台、30年には785万台に増やす。エコカーの輸出台数は、25年には現在の3倍に拡大する計画だ。政府は23日の閣議で、こうした内容を柱とする第4次エコカー基本計画(2021~25年)を決定した。
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