米ハワイ大学 韓国学研究所主催のウェブセミナーに参席した、李仁栄 韓国統一相(画像提供:wowkorea)
米ハワイ大学 韓国学研究所主催のウェブセミナーに参席した、李仁栄 韓国統一相(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・イニョン(李仁栄)統一相は今日(20日)「人道主義問題は、対北制裁の対象から躊躇なく除外されるべきだ」という立場を繰り返し発信した。また 新型コロナウイルス感染症の状況が緩和されれば、クムガンサン(金剛山)開発訪問から再開できればという期待ものぞかせた。

イ統一相はこの日の午前、米ハワイ大学 韓国学研究所主催のウェブセミナー“コリアビジョン対話シリーズ”に参席し「人道主義問題は、北朝鮮の政権や核開発過程とは徹底して異なるものだ」として、先のように語った。

イ統一相は「米国の民主党政権も、人道主義問題については(政治・軍事的状況とは別途に扱われるべきだということに)異論の余地がないだろう」とし「制裁問題に対し、もう少し柔軟に近づくことが検討されるよう希望する」とも語った。

つづけて イ統一相は、南北の鉄道・道路協力を例にあげ「保健医療協力と民生協力がある程度 活性化されれば、今は国連が制裁を適用している非商業用公共インフラの領域に対して制裁を解くことに、国際社会が共感する雰囲気が形成されればいいのだが」と語った。

また 金剛山観光問題についても「国際社会が制裁の見方を柔軟に変えてくれればいい」とし「団体観光ではなく 個別の訪問形態とすれば、人道主義に符合し 制裁対象とは次元が異なる問題となる」、「新型コロナの状況が緩和されれば、金剛山に対する個別訪問から再開できることを希望する」と強調した。

北朝鮮と音楽・映画・放送などの文化交流に対する立場への問いに「積極的に賛成する」とし「文化と放送が共有されれば、その過程で 国際社会が北朝鮮政権を崩壊させるという意図がないことが 長い期間をかけて認識されることで、北朝鮮側も変化をみせるだろう」と期待した。

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