18日午前、韓国の光州南区にある総合病院で息子の退院手続きを行ったA氏は荒唐な電話を受けた。
病院側の案内によると新型コロナウィルス感染症検査を受けた後、結果が出る前まで病院で待機していた分の追加金額を支払うようにという連絡だった。
こんな荒唐なことがなぜ起こったのか。
19日「News 1」の取材をまとめると、A氏は17日午前11時、息子の退院手続きを終えた。
息子が使用した生活品や寝具をまとめ精算まで終えたA氏は病院1階 の外に出たが突然看護士がA氏を引きとめた。
病院の入院患者1人がコロナに感染したので該当感染者と同じ病棟を利用した患者全ての全数調査を行わねばならないとのことだった。
病院側はこの過程で「検査結果が出る前までは病院で待機するように」と案内し、患者らは既存の本人たちが利用した病室で結果が出るのを待った。
同じ日の17日午後5時、A氏と彼の息子を始めとした患者 35人に対する 検体採取が進行され、結果は翌日の18日午前1時45分頃に出た。 結果は全員陰性であった。
この結果により自宅に帰宅しようとするA氏は病院から病室利用料15万ウォンと食事費 3万ウォンの18万ウォン相当の追加金額を支払うよう通知を受けた。
A氏は「防疫に協力するために病院の案内に従ってコロナ検査を受け、結果を待っていたのに返ってきたのは追加金額を払えという言葉だった。こんなことなら地域の臨時選別診療所で無料で検査を受けてから自宅で自己隔離をしていればよかった」と反発した。
病院側は南区保健所の指針に従い患者らへ案内し、病院を利用した分の金額を支払うべきだとの立場だ。
病院関係者は「南区保健所で『退院した患者を始め患者全ての結果が出るまでは病院で待機するように』と伝えた。患者らがやむを得ない事情で病院から出なければならないと言うなら引き止める権利がないので帰していた」と説明した。
これに関連し、南区保健所の関係者は「このような事例の場合、 防疫指針上、病院や市、区で病院費を助成する規則がない。病院と患者が互いに合意し半分ずつを負担するなどの折衷案を探すしかない」と伝えた。
一方、「News 1」取材が始まると病院側はA氏への追加金額を支払わなくてもよいと通知した。
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