特に、米国ジョージア工場でアップルカーの生産が有力視されていると報道された起亜自動車は15%急落した。これは、起亜自動車の一日の下落率の中で過去3番目に高い水準である。
ただし、専門家らはアップルカー関連の悪材料が、現代自動車グループの株価に与える影響は短期的であると見込み、各会社のファンダメンタル(基礎的要因)を勘案して、株価の調整に入る時、買いの機会と見ても良いと助言した。
同日、機関投資家と外国人が売り渡すとき、個人は現代自動車(122億ウォン、約11億5000万円)と起亜自動車(2408億ウォン、約227億円)を買い入れしたことが分かった。
この日の前場で、現代自動車は「アップルと自律走行車の開発のための協議を進めていない」と公示した。先月8日、アップルが現代自動車にアップルカーの生産のための協力を提案したというあるメディアの報道が出されて1か月後のことだ。ブルームバーグ通信は今月5日、現代自動車グループとアップルが電気自動車の交渉を中断したことを報道したが、現代自動車グループがこれを認めたことになる。
関連報道が初めて出た先月8日、現代自動車の株価は19.42%急騰した24万6000ウォン(約2万3000円)、起亜自動車の株価は8.41%上昇した6万8300ウォン(約6300円)でそれぞれ取引を終えた。今月5日の終値を先月8日の終値と比べると、現代自動車は1.42%、起亜自動車は48.6%上昇した水準だった。この期間、個人投資家らは、アップルカーに対する期待などをもとに、現代自動車と起亜自動車をそれぞれ9157億ウォン(約863億円)、7987億ウォン(約753億円)買い入れしていた。
しかし、現代自動車グループの株価は、今月8日に急落した。前取引日(5日)の終値と比較して5.12%下落した。起亜自動車は14.98%下落し、8万6300ウォン(約8000円)で取引を終えた。一日の下落率では過去3番目に高い水準で、昨年の新型コロナウイルスによる急落のときよりも下げ幅が大きかった。また、現代自動車の関連会社株式なども下落した。
ただし、このような流れは長く続かないという見通しが支配的だ。
興国証券のキム・ギィヨン研究員は、「アップルとともにバリュエーションを拡大できるという期待が消え、今日の株価は抜けていく」とし「当分の間、株価変動幅は拡大する可能性がある。ただし、ファンダメンタルの変化はないので、短期調整程度で終わるだろう」と述べた。
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