環境部が昨年ゴルフ場の農薬使用実態を調査した結果、一般ゴルフ場244か所が年間259.5トンの農薬(252種類)を使用していることが分かった。1ヘクタール当たりの年間使用量は12.0キログラムと集計された。前年と比べゴルフ場の数は25か所増えており、農薬使用量は21.5トン、1ヘクタール当たりの使用量は1.2キログラムそれぞれ増加した。
 1ヘクタール当たりの年間農薬使用量をゴルフ場別に見ると、済州道のエリシアン(会員制)が43.0キログラムで最も多く、次いで西帰浦のレイクヒルズが42.4キログラム、晋州カントリークラブが42.1キログラム、エリシアン(一般)が40.7キログラム、羅州のゴールドレイク・カントリークラブが37.5キログラムとなった。農薬の使用量が最も少なかったのは抱川のフィロス・ゴルフクラブの2.1キログラムで、最も多いエリシアンと比べ20倍もの開きがある。

 現在、農薬の散布量を規制する基準はないが、ゴルフ場ごとに芝の種類や病虫害発生状況などが異なることから、画一的な基準を設けられないと、環境部は説明している。

 一方、軍のゴルフ場は全国に32か所あり、全体農薬使用量は13トン、1ヘクタール当たりの年間使用量は11.8キログラムと集計された。

 また一般・軍のゴルフ場279か所の農薬残留量を調査した結果、軍のゴルフ場5か所を含め97か所で16種類の農薬成分が土壌や芝から検出された。ただ、排出水からは農薬成分が検出されておらず、河川への影響はないとしている。


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