キム・ガンリプ韓国食品医薬品安全処長(画像提供:wowkorea)
キム・ガンリプ韓国食品医薬品安全処長(画像提供:wowkorea)
韓国のバイオテクノロジー企業“セルトリオン”の新型コロナウイルス感染症 抗体治療剤“レキロナージュ”が、きのう(5日)食品医薬品安全処(庁)の最終点検委員会から条件付き許可を受けたことで、今後 満18歳以上の軽症・中症患者に処方される。これにより レキロナージュは韓国初、世界で3番目の新型コロナ抗体治療剤となった。

今日(6日)韓国の食品医薬品安全処などによると、レキロナージュは旧正月の連休(2月11日から)前に処方が始まることもあり得るという。キム・ガンリプ食品医薬品安全処長は、きのうの会見でレキロナージュについて「セルトリオン社がすでに生産を完了させているので、臨床現場の需要があれば 速やかに現場で使用され得る」と見通した。セルトリオン社は先日、10万人の治療分を生産し終わったと伝えている。

レキロナージュの治療対象は、満18歳以上の軽症から中症の新型コロナ感染者である。しかし食品医薬品安全処は、レキロナージュがより深刻な段階の重症への罹患を抑制することを期待している。ただ 最近 懸念されている英国と南アフリカ発の変異ウイルスに対する治療効果は まだ国内で研究が進行中であり、その結果が出れば追加の対応をするという方針である。

セルトリオン社の関係者は「全国にレキロナージュを出来るだけ早く供給し、わが国民の新型コロナ治療期間を大幅に短縮させ、死亡に至る重症患者の発生も最小化できるよう、最善を尽くす」と語った。

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